目的は達成したか

こんばんは。

かしわ記念ベストウォーリア行けると思ったんですがねえ・・・


さて、今回は夏コミで出す予定の本についての告知です。


昨年の夏コミ、冬コミと、有志の皆さんからお力添えいただきましてラジオ、特に声優ラジオに関しての本を頒布させていただきました。

今年の夏コミも同じように出す予定です。
ただ、声優ラジオに関する本を出すのは、今回が最後となります。

この本は目的が二つありました。


一つは、有名無名問わず、自分の好きなものに関して発表できる場を提供することです。

これに関しては達成できていると思います。
というのも、最初は4名で始まった本も、前回は10名と増え、さらに「また次回も寄稿したい」といってくれる人もいました。
自分から積極的に、好きなものに対して語れる助けをする。
それはもともと、「声ラジのほん。」とうあまりにも有名なバイブルがありながら、無名の私が本を出した理由でした。
設立当初の目的は達成されたのです。一つは。


もう一つは、「メールを送りたいけど送れない」という人に、一歩踏み出すことです。

例えば、送り方や文章の書き方が分からないという人のために、お手本を示せれば、という目的でした。

ただ、これは、達成はかなり怪しいでしょう。
実際問題として、私のサークルに来てくださった人は、みんな、いわゆるメール職人の人たちでした。
それ自体を責めるというつもりは毛頭ありませんし、欲しい人に渡るようにするということは、私としても本望です。

つまるところ「初心者向けの本を作っていると思い込んで、メール職人が読むための本を作っていたのではないか」ということです。

私の本のコンセプトは、乱暴な言い方で言えば、「初心者を育ててメール職人を殺す」でした。
しかしながら、それとは真逆の結果を生み出していることに気付いてしまったのです。

目的不達成どころか、真逆の結果を生み出しているのだから、もう存在価値はなかろうと思いました。
もしかしたら「そんなことない」と思う人もいるかもしれません。
しかし、それは真逆の結果を生み出しているものが好きな人の話であって、私の願いとは、有り体に言えば、私のワガママから外れます。


本を出さない理由は、もう一つあって、それは、私がラジオ投稿に興味が冷めてしまったことです。
冬コミでの本を書きましたが、自分が大好きな番組が一気に終わったことは耐えられませんでした。持ち直せませんでした。もうあの頃のヤル気を取り戻せる気がしないのです。
はっきり言って、4月に入ってから、送ったメールの量は激減しました。聴いてて送りたいと思った時に、たまーにというぐらいです。
そんな人間が、偉そうに書いてもどうしようもないのです。


そんなことで、今回でおしまいです。

今回もやる理由は、最初に言及した一つ目の目標は達成していること、それとなにより、冬コミで「次回もやりたい」といってくれた人がいることです。


というわけで、最後は色々なところに全力を出します。
真面目もOK、おふざけもOk、私も、私が持っている、または持っていたすべてをこの最後の本に書きたいと思います。
今回の夏コミでだす本も、寄稿者の方を募りたいと思います。

あなたの好きに対するすべてを、ぶつけてきてもらえたらと思います。

何かをいろんな人に伝えたい、そんなあなたの思いを私たちは歓迎します。

冬コミ 御礼と謝罪

昨年末のコミックマーケット91において、私は副代表を務めましたサークル、Wind Winter Wednesdayの新刊『ステアズトゥーザスターズ』を頒布させていただきました。

興味をもってくださった方、ネタで買ってくださった方、知り合いだからお情けで買ってくださった方、本当にありがとうございました。

なんとか、今回も無事完売し、家に持ち帰らずに済みました。
余ったら、焚火にしようと思ってました。

今回は、伊奈利さんに編集をお願いしたこともあって、かなり見やすくなったかと思います。
が、私が誤字を見落としてしまったところもあると思います。
あったら本当にすみません・・・

今回も、寄稿者の方々の了解を得て、クソリーズナブルな価格で頒布ができました。
寄稿者の方には、多大なる感謝を申し上げます。

今回も、前回と同様、下記のリンクからDLできるようになっていますので、買う機会を逃してしまった方は、よろしければご活用いただければと思います。

なお、DL版は、『シークレットサークル(ウィナーズサークル)』の項目は未収録とさせていただきます。取材にご協力いただいた方のお願いによるものです。
ご協力いただいた方の意向を第一に製作をしておりますので、どうかご容赦ください。

https://www.dropbox.com/s/zvlu14c7ab1b6ct/c91ss%E3%80%80%E9%85%8D%E5%B8%83%E7%94%A8.zip?dl=0

きんいろモザイク Pretty Daysを公開初日に10回見に行った話

きんいろモザイクの新作エピソード、きんいろモザイク Pretty Daysが公開されました。

タイトルの通り、10回見に行きました。
舞台挨拶で4回見に行き、その他通常の上映で6回見ました。

まず、新宿バルト9で8:00〜の回を見ました。
少なくとも関東は最速だったようなので、まず一回。

その後は舞台挨拶+本編で4回。
舞台挨拶で声優さんが「何度でも見に行ってください!」と言っていましたが、まさかこんなに見ることになるとは思いますまい。

見に行ったローテーションとしては、まず新宿バルト9で8:00からの回。その後舞台挨拶を4回挟み、MOVIXさいたまで1回、深夜も上映しているバルト9にもう一度戻って4回でした。
もう一回見ようと思ったのは舞台挨拶3回目、本編を見て4回目でした。そのときは6回目のチケットをとったのですが、6回目を見て、「もっと見よう」と思い、レイトショーをやっているバルト9へ行き、その後はもう一回、もう一回という感じでどんどん見たくなり、最終上映まで見て10回まで見たのでした。




この辺から下は、ネタバレとかあると思うので、嫌な人は見ないでね。



(※)なお、以下で記されているセリフ部分は「こんなこと言ってた(大意)」であり、正確性に欠くことをご承知おきください。正確にセリフ覚えるってなんだよ。メモでも取ってんのかよ。





初回を見に行った話。

正直な話、新作エピソードはすごくうれしかったものの、原作で内容をすでに読んでしまっていた(学校祭で演劇をする話は、第5巻55ページから、綾が忍との関係に悩む話は第5巻103ページから)こと、上映時間が50分であったことから、どうにかファン向けのフィルムとして、うまく引き伸ばしたものなんだろうと、内心みくびっていました。

とはいえ、やはり最速で見たいもの。眠い目をこすって早起きをして、バルト9へ向かいました。

広告が終わって本編スタート。
まず最初のシーンは、綾のセリフから始まります。
もうその声を聞いて、胸の奥から、得も言われぬ感情が出てきて、涙が目にあふれました。

綾の役を務めた、種田梨沙さんは、9月から休養を発表しています。
私事ながら、愛聴していたラジオ番組『夕実&梨沙の東京ラフストーリー』(パーソナリティ:内山夕実さん、種田梨沙さん)が、(おそらくその影響を受けて)9月末に終了してしまったことで、深いショックを受けていました。

もうあの声が、綾の声を聞けないんだと思うと、すごく悲しい気持ちになって、一人部屋でむせび泣いていました。

休養の発表を受けてか、「Pretty Daysのアフレコは休養前に終わっている」と公式に発表がされましたが、しかしながら、薄ぼんやりとした不安や喪失感が胸の内を何度も何度も巡っていました。


最初の綾のセリフを聞いたとき、ああ、やっと彼女たちが、誰一人とて欠けることなく戻ってこられたんだ。戻ってきたんだと思うと、安堵とどうしたらいいかわからない感情が一気に怒濤のように押し寄せて、目から涙があふれました。

しかし、そこで泣いていてはどうしようもありません。


この映画は、綾が「忍にとって私は、そこまで大切ではないのでは?」と思い悩むところから始まります。

忍と一緒にいる陽子は幼馴染、アリス・カレンは、忍が愛してやまない金髪の持ち主。その両方でもない綾は、その3人ほど大事な友達と思われていないのではないかと悩み始めます。


そんな中、今は学校祭の準備期間。
台本と衣裳のリーダーを務める忍は大忙し。

休日返上で、自宅で制作にとりくみ、他の4人も手伝うことになりました。

その途中、忍は急に何かを思い立ち、姉の勇を連れて外出します。
綾が「私も行く」といいますが、忍は断り、綾は少し悲し気。


忍が出かけた後、陽子は、何かしらのサプライズを考えているのではと見当をつけます。
アリスとカレンは「どうしてわかるの?」とやや興奮気味。陽子は「幼馴染だし、というかわかりやすいんだよな」と言い、「な、綾?」と同意を求めますが、綾は拗ねてしまいます。

この後、忍・綾・陽子の高校受験の話に入り、その後学園祭当日を迎えます。

綾の「ちゃんと話して伝えたわ。私の第一志望はここだって」っていうセリフでもうダメでした。
鼻の奥が苦しくなって、涙がぽろぽろ出てきました。

そこから5分後、学園祭のシーンにうつり、それと同時にShining Starが流れます。ここでさらに涙が。

果たしてなんの涙のなのか、全くわかりませんでした。でも、もうすぐ物語が終わってしまうという惜別の悲しみではありませんでした。


友情をかみしめる歌を背景に、ああ、やっと綾が一歩を踏み出して輝くんだと、頑張りが報われたような、うれしさの涙でした。


そして最後「私、この学校に来て、本当によかった」と綾。ここでもうダメでした。頬を幾筋もの涙が伝いました。



以下、考察です。
まあ、公式の解釈なんて知る由もないので、オタクはこう見たぐらいのものです。




綾は、これまで、人前で人を引っ張り、主役になろうとしませんでした。
劇中でも「裏方に決まってるでしょ」というセリフから読み取れるように、人前に出たがらないのでしょう。

それは、小学生時代、緊張のあまり失神したというトラウマからでした。

その一方で、綾は演技指導や受験勉強など、見えないところでみんなを助けていました。
縁の下の力持ちです。

劇中でも、綾はたいてい誰かに手を引っ張られています。
劇中の1期の回想シーンでもありましたが、中学時代、手を取って来たのは陽子であり、声を掛けてきたのは忍でした。

どうにも決心がつかない時は、自分のカバンの持ち手を強く握って、舞台の上で怖くなってしまったときは、自分の手を強く握って。
忍から友情という絆をプレゼントされた時でさえ、忍から手を握られていました。

そんな綾が、忍を助けたい一心から、劇のお姫様役の代役を引き受けます。お姫様役は主役。みんなを引っ張る役です。
でも、やっぱり怖い。せめてお面があればと怖がります。


そんな中、カレンの謎アドリブがあり、アリスと陽子、烏丸先生が友情出演として壇上に上がります。
「あなたをお守りします」とアリス。
「いろんな人が変装して隠れていた」と陽子。

人前に出て、壇上でオロオロする綾に対して「あなたは一人じゃない。私たちが守る」といっているようです。

最後、綾は少しはにかんだような顔で陽子の手を取ります。
みんなを支えて、人前では誰かに手を取られていた綾が、みんなに支えられて、今度は人前で手を取ったのです。

一歩踏もうか踏むまいか、悩んで考えて二の足を踏みがちだった綾が、自分の力で一歩を踏み出した瞬間でした。

支え役だった綾が、Starring=主役となった瞬間だったのです。

綾が陽子の手を取ったときに大きく流れるのは、Shining Starの「いつまでも君はあこがれの人」という部分です。

これは誰に向けているものなのか。綾が陽子に対して向けているものなのではないのでしょうか。

綾が陽子に対して好意を抱いていることをにおわせる描写がありますが、それと同時に、忍と幼馴染だった、それほど親密な友情を築けていたことへのあこがれだったのではないかと思います。
あるいは、人の手を引っ張っていけるような、物怖じしない力。いろんなものを持った陽子へのあこがれではないでしょうか。



さて、物語の最後は、「最近思うことがある。しのと私は友達。これからもずっと」というセリフで終わります。
また、序盤では、「最近少し思うことがある。しのと私は中学校からの友達。だけど・・・」というセリフから物語が動き出します。

最初に綾が思ったのは、小さな疑念でした。

それが、物語の最後には、疑念よりが晴れ、それよりも強い確信が生まれました。
金髪じゃなくたって、幼馴染じゃなくたって、いいんだ。忍が友情という絆をくれた。忍がこれからも友達でいてほしいといってくれた。
だから友達なんだ。何も持っていなくても、このままの私でも友達なんだと気付いたのでしょう。

1期2期を見返してみても、綾にスポットライトが当たった話がそれほどありませんでした。
このあと、アニメの展開がどうなるかは分かりませんが、今現在、最後の舞台で、映画という大舞台でスポットライトが当たった綾。

主役は遅れてやってくるとは言いますが、もしかしたら、綾こそが本当のStarringだったのかもしれませんね。



以下、その他ちょっと気付いたこと。

・忍の家の掛け軸にあるダルマの絵は、それぞれRhodanthe*のカラーに分かれている。表情もまちまちなので、それぞれのメンバーを意識したものかも。

・綾の失言シーンは、1期でも似たような場所で言っている(2話:「あれは多分東京行きよ」)、2期では、同じ雨上がりのシチュエーションで言っています(4話:「あと、嫉妬っていう意味もあるのよね」)

・桜の散る中、忍と陽子が手を握るシーン→1期OPで忍とアリスが手を握る構図に酷似(「きみといっしょ」のあたり)

・烏丸先生の応援歌、トーテムポールの歌。映画では中学時代の忍に。2期6話では、在りし日の久世橋先生に歌っています。

・これは、舞台挨拶で声優さんも言及していましたが、Happy★Pretty★Cloverの歌詞「絶対スマイル!問題ない!」は、1期OPのJumping!!の「問題なんか何もないよ」、2期OPの「絶対笑顔で」からとられているとのことです。

・Happy★Pretty★Cloverの「Say Hello」も、1期の番線ポスターのキャッチコピー「You say ハロー I say こんにちは」からとられているのかも。

・劇場版OPでは、クレジットの部分が少し変わっています。1期2期では「CAST」表記でしたが、劇場版OPでは「STARRING」と変わっています。ED「Starring!!」にひっかけたもの?あるいは、みんなが主役という意味なのかもしれません。

・OP映像は、1期2期Opでもあった、花びらでのシーンチェンジや、2期であった、カレンが猫に気を取られる、走って学校に行く、最後は5人手をつないでゴールイン、猪熊ダンスの場所や、1期OPで通った通学路を通るなど、過去のOP映像を踏襲しています。なお、1期2期のOPでは、朝の支度をする忍とアリスでしたが、劇場版では、朝の支度をするのは綾になっています。ここからも、綾が物語の主軸になっていることがうかがえます。

・忍の部屋に飾られている写真は、過去の1期2期のシーンの名場面がいくつか貼られています。でも、誰が撮っている設定なのでしょう(5人とも映っていると思われる写真もあります。多分勇かな)

・忍の部屋にあるカレンダーは10月で、コスモスの絵があしらわれています。なお、2014年に行われたRhodanthe*のコンサート「ハロー*コンニチハ!!」では、各楽曲を月にあてはめていました(例:はるいろアネモネ→4月、さつきいろハルジオン→5月)。この場合、10月に当たるのは、綾のキャラソン「夕焼けいろコスモス」です。

・1期OP「Jumping!!」のCD帯のコピーは「いつまでもみんな一緒に!願いを込めて…。」で、劇場版OP「Happy★Pretty★Clover」のCD帯のコピーは「これからもずっと一緒だよ!!」です。いつかの願いは、永遠の約束になりました。

最後に、種田さんに関して。

もう映画に関係ないんですが、映画を見てより強く思ったのでここで。
本編での綾や、綾のキャラソンを聞いていて、綾というキャラクターは、非常に心の機微が難しいなと感じました。

何度も言ってしまっているのですが、綾は常に何かしたい、とくに、素直になりたいという思いを抱えていながら、どうにも決心がつかなかったり、乙女すぎるほどに乙女です。
キャラソンも作品の一環に含めるかは議論が分かれるでしょうが、それも含めるとしたら綾の、明日の自分や神様にお願いして、自分が変わったら・・・と思うような、どうしようもなくて、やるせないような綾の気持ちを、過不足なく完璧に演じ切られるのは、種田さんだけなんだと強く思いました。

私も、あまり声優さんに明るくはないのですが、はっきり言って、他の声優さんが声を当てた綾が全く想像できません。

劇場版での綾も、思い悩んだり、拗ねてみたり、なんとか頑張ってみたり、一つ決心をしたり、色々な綾がいました。
それを見事に演じ切りました。

私は、ずっとシノが好きでした。でも、この劇場版を見て、綾が大好きになりました。「がんばって」と思わず応援したくなりました。人にそう思わせ、涙をボロボロ流させる演技はそうそうあるものではありません。

間違いなく、この演技あってこそこの傑作だと思います。

種田さんは、現在休養をしていますが、その直前に、こんなに素晴らしい演技をしてくれたことは、作品のファンとして、感謝してもしきれないほどです。

本当にありがとうございました。そればかりを言うしかありません。
いつか、種田さんがまた復帰して、綾を演じてくれることを願ってやみません。

そう感謝を述べたところで、そろそろこの記事もおしまいにしようと思います。


Pretty Daysは、非常に深い作品です。何回見てもいいんです。何回でも見たくなるんです。

一般の人からしたら、同じ映画を10回見るなんて頭のおかしいことです。しかし、人にそんな頭のおかしい行動を指せるほどの力を持った作品ともいえます。

何回でも見てみてください。1回目とは違った楽しみ、違った発見ができると思います。1期と2期を見ていたら、思わずニヤリとするような所もあります。

まるで、1期と2期は、このPretty Daysのために作っていたんじゃないかと思えるほどに。
見る人によって、どこを見るかによって楽しみ方は人それぞれ。見るたびに発見があるはずです。

きんいろモザイクPretty Days、この物語をどう楽しむか。そこにはPlenty Ways=たくさんの方法が用意されています。

どれを取って、どう楽しむかは、あなた次第であり、私次第です。
私もまだたどり着かない楽しみを見つけるために、まだまだ見続けたいと思います。

夏コミ 御礼と謝罪

先日のコミックマーケット90において、私が副代表を務めましたサークル、Sunshine Summer Sundayの新刊『ピクシーズラブレター』を頒布させていただきました。

興味を持っていただいた皆様、知り合いのよしみで買ってくださった皆様、ありがとうございました。おかげで完売となりました。何冊家に持ち帰るのかと気が気ではありませんでした。ホントにありがとうございました。

個人的に最も驚いたのが、知り合いでもないのに、わざわざ回るサークルのリストに入れて、足を運んでくださった方です。
これが頒布する側の楽しみなのかもなと思い、とてもうれしかったです。

また一方で、編集者の私の不手際による、不自然な体裁や誤字で読みにくかったところがあったのもまた確かです。

読みにくいなと感じてしまった方、また、寄稿者の方々には申し訳ありませんでした。これ以降改善すべき点として肝に銘じます。


さて、ここで私が、というか当サークルが行った割引に関してお話ししたいと思います。
結果として、全員の方に割引を適用しました。
定価100円に対し割引は100円なので0円になりました。事実上の無料配布です。
ただ、始めから無料とすると、内容の価値に難があると思われてしまいますし、私を含め、寄稿者の方も「少なくとも100円は出す価値のある内容」を書いてきたつもりです。

そこで100円としました。もちろん100円をとる気なんて最初からありませんし、たかだか100円を回収したって50冊刷って売れて、5000円回収が関の山、大赤字が回避できるわけでもない。とすれば、100円を掲げる理由は「金の払う価値があると示すこと」以外に理由はないわけです。

もちろん、寄稿者の方には事前に許可を取りました。
ただ「文章に価値がないというわけで無料にしたつもりは毛頭ない」という説明を彼らにしましたし、それは本心で、外にも出せる理由です。


また、誰にでも気軽に手に取れるようにしてほしいという理由がありました。
それは、実質0円という価格面でもありますが、「無料で頒布したなら、事後に無料公開しても不公平にならない」ということが最も大きいです。
ありえない話だとは思いますが、この本のために新幹線だの飛行機だのをのって東京まで来たら、それだけでバカにならないお金を払っていることになるわけです。
そこで、遠方に人でも見られるよう、ウェブ上の無料配布ができるようにしたかった。その土壌を作るのに必要だったのが、この割引でした。


それでも、なぜ本という方法をとったかといえば、私のことを知らなくても、ふと目に留まったりしてこれを読んでもらえるかもしれない、奇跡の出会いに期待したかったからです。

多くの人に、というのは知り合いだけでなく全く知らない人も含まれます。
そういう突発的な理由で手に取るようになった人にも読んでもらいたかったわけです。
ウェブ上の無料配布だと、どうしてもこういうことは起こりにくいです。


無料にした理由のもう一つの理由は、メールを送る方法にお金を払うことに疑問を感じてきたからです。

無料でメールは送れるのに、送り方を知るのには有料。これは、明らかに入りにくい入口です。
これを無料にして入りやすい入口にすることで、いろんな人が、それこそ初心者の人もメール投稿に興味をもって、実際に投稿してほしいなという思いからでした。

だいたい、構成作家が書いたわけでもない、確実性の欠けた内容にお金なんて払って、払わせてどうするんですか。バカバカしい。


無名の私が本を出した理由はもう一つあります。

色々な人が発表する場を設けたかったからです。

もう、声優ラジオに関してはすでに有名な同人誌がありますが、あそこではハードルが高すぎると感じた人のための場を用意したいと思いました。
向こうは有名な投稿者が何人もいます。
しかし、こちらは私もペーペーですから、気兼ねなく自分の好きなものに関して主張できますし、そういったことができる場にしたいと次回以降も心掛けたいと思います。

次回以降も、内容をパワーアップさせて、様々な人に投稿にチャレンジしてもらえるような本を作っていきたいと思いますが、そのパワーアップのためには、みなさまの寄稿が必要不可欠になりますので、お気軽にお声がけいただければと思います。
当サークルでは、声優ラジオに関して、その思いのたけを発表する場を求める方を幅広く歓迎いたします。

最後に、この企画に付き合ってくれた寄稿者のホウスケさん、ナイタンさん、しげさん、ぱぱのぱんつは ぱぱぱんつさんに深く御礼を申し上げます。

このたびは当サークルに足を運んでいただきありがとうございました。次回以降もご期待頂ければ幸いです。

なお、新刊『ピクシーズラブレター』は、以下のリンクからDlできますので、よろしければDLしてご覧頂ければと思います。

正誤表

https://www.dropbox.com/s/m99zv8pisjl1vj2/%E6%AD%A3%E8%AA%A4%E8%A1%A8.pdf?dl=0

本文+ペーパー

https://www.dropbox.com/s/gl2br87uddocx46/%E3%83%94%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%BF%E3%83%BC.zip?dl=0



サークル Sunshine Summer Sunday副代表 はらぐろモザイク

メール性悪論

(おことわり)他者の色々な意見を参考・比較するために掲載しますが、あくまで参考のためであり、批判・卑下の意図はありませんので、あしからず。



お久しぶりです。
ヒャダインのわーきゃーいわれたい、めっちゃ面白くないですか?


さてさて、今回はマルチメールについて記事を書きたいと思います。


著名なラジオ投稿者のバイブルには、以下のような趣旨の分が載っていました。


「パーソナリティーとの会話になっていないからマルチはダメ」

なるほど。確かに一理ある表現です。
つまり、メールはパーソナリティーとの会話になればいいわけです。
確かにそうですね。

でも、これってどうなんでしょう。
仮に、マルチメールを「同時期に同じ文面(内容)でメールを送ること、また、採用されたメールを再利用すること」だとしましょう。


別の人に同じ話をするのってごくごく普通じゃないですかね?

過去にした話を、他の人にしたことって、一回はありますよね?


そうなると、この会話説はおかしなものになってしまうんです。

同じような文面のメールを禁止するなら、新番組恒例の「あいさつはどうしますか?」や「リスナーは何と呼べばいいのでしょうか?」といった、職人のクソみたいな数稼ぎに使われるクソほどにも面白くないメールも、投稿者が変わっているとはいえ、禁止されてしかるべきなのです。

(とはいえ、「ラジオ独特の挨拶をするのが夢だった」というパーソナリティーもいるので、行為そのものを叩くのは禁物です。でも、本人がやりたいならメールなんかに促されなくても自発的に決めると思うんですけどどうなんでしょう?)

また、「同じ文面」という言葉の範疇も、人によって多様で、コピペした文面のことなのか、最終的な内容が違ければ可なのか、トピックそのものが違くないといけないのか、などと多様です。


私は皮肉で、「ケツ(の質問)だけ変えりゃあいい」と言っていますが、大方は、トピックは同じでも質問が違ければOKというような風潮にあるように感じます。

採用されたメールを他番組でも使ってはいけないのは、なぜなのでしょうか。ひと昔の天皇賞みたいな勝ち抜け制か何か?

これは分からなくはないんですね。例えば、年間で300通も読まれたりする人もいるわけですが、仮にその人が使いまわしをしていたら、その人と同じラジオを聞いてる人は、何回同じメールを聞くことになるのでしょう。


「クソおもしろくねえんじゃ!!!!!!!!殺すぞ!!!!!!!!!」

となってしまうのもわかる気がします。これはやめたほうがいいかもしれませんね。



「マルチ」というものは、九分九厘「少なくとも同時期に全く同じ文面のメールをたくさんの番組に送信することが含まれる」と考えるといいかと思います。


では、他はどうすれば?となるのが人というものですね。

これには、はっきりした基準がないんです。

これは、大げさに言えば宗教に似たものがあって、お互いの正義が別々に存在しているので、どうしようもないんです。

したがって、「お前の中ではな」とクールに無視を決め込むしかないのです。


まあ、要約すると「コピペはやめとけよ」ということです。論文も、メールもね。

『推し』に読まれたくはないか?

(おことわり)親しみやすい文章にするため、ぞんざいな扱いをしている部分がありますが、蔑む意図はありませんので、悪しからず。


お久しぶりです。

今年の3歳三冠路線も終わり、JBCチャンピオンズカップ、そして東京大賞典と、ダートが盛り上がるシーズンですね。


さてさて、今回は、一回は自分が推している声優さんにメールを読まれてみたくはないですか?ということで、善良たる声優ファンの方、なおかつ、メールなんか送ったことないよという方へ向けた記事となります。

声優が退場した瞬間にイベントを中座する声豚は帰れ

確かに、声ラジのほん。という、声ラジリスナーのバイブルと表現しても過言ではないもの(同人誌)があります。


・・・あります。


・・・ありますが!!!


あなたたち、こういうの買わないでしょ??????


わかる!!!!


いや、そうでしょ!?くっさいくっさいオタクの集まるところ行く暇あったら、推しのイベ行くでしょ!?

よくわからんオタクの書いたものより、推しのグッズに金払うでしょ!?

わっかるわー!!!


わかるので、推しに一回読まれればという人のために、役立ちそうなメールの書き方をご紹介したいと思います。

ちなみに、声ラジのほん。には、比較的オーソドックスというか、王道的な投稿の仕方が書いてあります(書いてあるように感じます)ので、気になる人は、購入してみては。


まあ、あるか知らないけど、こういうのがあると思うんです。


「送っても読まれない・・・愛が足りないの?」

いやいやいや!んなこたあない!むしろ関係ない!足りないのは技量です。

あなたがだれでもいいですけど、単推ししてるとしましょう。
実際に年に300通読まれただとかなんとか自慢してる人もいますけど、その人が、少なくともあなたより声優さんに対して愛があると思いますか???

あるわけないじゃないですか。

愛じゃないんです。技量です。愛はファンレターで示してください。



また、メール投稿を普段からしている人は数がそもそも多いんです。
前述の300通採用された人、何通送ってるんでしょうね。
正確な数は知りませんが、これが5000通送ってたとしたらどうなんでしょう。
大したことないように見えますよね。


別の話に変えてみましょう。

馬券で100万円当てました。馬券購入額は500万円でした。
これって全然ダメですよね?
100円で100万円当てたら、それはもうすごいですけどね。

というわけで、「下手な鉄砲(=ボツ)」をたくさん撃っているんです。

とある投稿者さんによると、おおよそ採用率10%に収束すると言われています。


メール投稿に慣れていない人に、今から10通と言われてもさすがに酷ですから、少数の送信で読まれるにはどうしたらいでしょうか。という問題になります。


まず、ふつおたです。

そのまま普通のお便りです。番組の感想などというコーナーになったりしていますが、投稿フォームがない場合は件名に「ふつおた」と書けば、だいたいその通りに処理してもらえます。


・「初メール」という武器を使う。

よく「初めてメールを送ります」という文で送るメールがありますが、これは1回しか使えない強力な武器です。
積極的に参加してくれるリスナーが増えたという何よりの証拠ですから、パーソナリティーにとっても嬉しいでしょうし、番組としてもプラスになります。
多少はつたない文章でも大目に見てくれると思います。


・アニメの感想

これは悪手です。悪い言い方をすれば、職人の数稼ぎの格好のカモです。
やめましょう。
「○○さんの演技が〜〜で〜〜でした!」みたいな文を長々と書けるかということです。
声がかわいいとか、そういう理由で推しているならなおのこと難しいです。

あと、その担当しているキャラクターの設定とか物語の背景とかを絡めて演技云々っていうメール送ってくる人いますけど、それって「その声優さん」じゃなくても言えますよね?まあ、読まれるんだけど。


・ラジオの感想&反響

これはいいですね。
初メールを絡めて使うこともできます。
なぜかというと、ラジオは結局は内輪ネタになります。
だから、前回からの続き、後日談みたいなものは話を広げやすい上に、内輪ノリにはぴったりなわけです。
また、これは新規参入者にもいい影響を与えており、前回の内容をちょろっと出すことで、前回から聞かせる働きもあります。


・イベントの感想

かなり有効です。
数だけかっさらう職人は、たいていはイベントに行きません。
理由?さあ、なんでしょうね(笑)
この場合、声優さんのファンの人と、この番組が好きな人との戦いになるので、かなり戦いやすいです。
しかし、常連投稿者でもイベントに行っていることも当然あるので、一概にこれが最も読まれやすいとは限りません。
内容としては、自分が印象に残った点を一つピックアップしてみるといいでしょう。
そこから、イベントの後日談につながります。



ふつおたは、およそこんな感じです。
文は冗長にならないように、100字〜150字くらい。
また、読むのは人ですから、改行したりして、読みやすいように工夫して送ってください。
分の締めは、質問で締めるといいと思います。

なぜなら話を広げやすいから。

さて、何度も「話を広げやすい」と言っているのはなぜでしょう?

それは、声優ラジオは声優の話が主役だからです。

声優ファンの皆さんなら重々分かっているかと思いますが、これがメールを送ることで最も重要なんです。

ただし、イベントの感想(とくにそのラジオのイベント)では、「これからも応援してます!」などでもいいかと思います。


もう一度言いますが、あなたに足りないのは愛ではなく技量です。

あなたも一度は、あこがれのあの人に名前を読んでもらってみませんか?